日本人のためのピケティ入門を読んだ

池田信夫著 日本人のためのピケティ入門 60分でわかる21世紀の資本のポイントの電子書籍版を読みました。

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Amazonの売り上げで経済学の700ページもあるピケティの書籍が1位になっていたり、ピケティが来日して話題になっていたので気になっていたのですが、700ページもある書籍を読める気がしなかったので、池田信夫著の「日本人のためのピケティ入門」で予習してみました。

60分でわかる「21世紀の資本」のポイントと副題がついてあるとおり、本書は91ページしかなく1時間程度で読み終える簡単な内容です。

経済学の知識がないわたしにも簡単に読み進めることができました。

目次

【第1章「ピケティQ&A」より】
Q すごい厚さですが、要するに何が書いてあるんですか?
Q それだけのことに、なぜ700ページも必要なんですか?
Q 19世紀の所得や資本をどうやって測定したんですか?
Q その結果、どういうことがわかったんですか?
Q この不等式はどういう意味ですか?
Q 資本主義で格差はずっと拡大してきたんですか?
Q 『21世紀の資本』の何が画期的だったんですか?
Q こんな専門的な本が、どうしてアマゾン・ドットコムのベストセラー第1位になったんですか?
Q ピケティってどういう人ですか?
Q アカデミックな評価はどうなんですか?
Qこの本はマルクスの『資本論』とはどういう関係があるんですか?
Q 大学で学ぶ普通の経済学とまったく違う感じですが、どう理解すればいいんですか?
Q ピケティはどういう政策を提言してるんですか?
Q 日本とはどういう関係があるんですか?

専業主婦によるピケティの要約

経済学などは全くやってこなかったので、経済学の基礎なんてものは全くないわたしですが、とりあえず、まだピケティの本を読んでいない方に、経済学の知識ゼロの専業主婦のわたしが説明してみると

「世界の1%の人が40%の富を独占している」

資本主義の世の中ではどうやらお金はお金持ちのところに集まるような仕組みになっているらしく、それを19世紀から膨大なデータを収集・分析したのがピケティの700ページにもおよぶ本です。

そして、なぜ、そのようにお金はお金持ちのところに集まるようになっているか、資本主義の歴史的所得配分の格差について、公式があります。

公式 r>g

rは資本収益率、gは国民所得の成長率

資本収益率とは、株や債券・不動産などの資本から得られる利回りよりも、国民所得の成長率の方が低いために、資本を持っているお金持ちの方がよりお金が集中するという構造になっているというのがピケティの理論だとわたしは理解しました。

ピケティは、この所得格差をなくすためには、税金の徴収によって分配すべきだとし、累進課税を強化し、タックスヘブンなど税金の徴収を免れているお金にも世界全体として課税すべきだという意見を持っているようです。

雑感

池田信夫氏のその他の書籍に「アベノミクスの幻想」というのもあるので、アベノミクスに対しては批判的な意見をお持ちのようで、本書でもアベノミクスに関しては批判的な記載が目立ちます。

また、本書はピケティの理論よりもその他の記載の方が多く内容的には物足りない印象。

簡単に読めますが、ピケティの魅力があまりよくわからず、ピケティの本を買う気が失せてしまいました。

この書籍を読み終わってからAmazonのレビューを読んだのですが、あまり評判がよくありません。確かに、ピケティを知るにはもっと他にいい書籍があるかもしれません。

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