住宅ローン控除とふるさと納税を併用した場合をシミュレーションしてみた

「ふるさと納税をやってみたいけれど、住宅ローン控除を受けている場合の限度額はどうなるの?」という疑問を持たれている方も多いことと思います。

ふるさと納税と住宅ローン控除を併用することはできますが、ケースによっては、ほとんど影響のない方もいれば、本来であれば2,000円の自己負担で済むところがそれ以上に自己負担が増える場合もあります。

特に影響がでてくるのは、住宅ローン控除が多額で住民税の方でも控除限度額に達している場合です。

では、実際に住宅ローン控除とふるさと納税を併用した場合の控除額がどれくらいになるのかをシミュレーションを使って見てみることにしました。

今回利用させてもらうシミュレーションは「税理士試験と税務のメモ」が提供しているシミュレーションです。

細かな控除項目や住宅ローンの8%適用なども設定でき、とても高性能です。

住宅ローン控除とふるさと納税を併用した場合

ケース1

条件
年収 400万円
住宅ローン控除額 20万円
家族構成 夫婦(専業主婦)+子1(16歳未満)
生命保険: (支払額) 10万円

このケースの場合は住宅ローン控除が所得税額よりも大きいため、所得税は0円となります。

 ふるさと納税額  ふるさと納税なし
の場合の住民税
 ふるさと納税あり
の場合の住民税
 税の軽減額
(概算)
 手出し
 10,000円  49,500円  41,800円  7,700円  2,300円
 15,000円  49,500円  37,100円  12,400円  2,600円
 20,000円  49,500円  32,300円  17,200円  2,800円
 25,000円  49,500円  27,600円  21,900円  3,100円
 30,000円  49,500円 22,800円  26,700円  3,300円
 33,000円  49,500円  20,000円  29,500円  3,500円

ふるさと納税額と手出しの部分を表にしてみると上記の結果になりました。

手出し部分はそれほど大きくないので上限の33,000円を寄付してたくさん特産品をもらってもよさそうです。

例えば、3万円を寄付して還元率50%の特産品(15,000円相当)をもらった場合、手出しが3,300円なので、11,700円程度得します。

ケース2

条件
年収 500万円
住宅ローン控除額 25万円
家族構成 夫婦(専業主婦)+子1(16歳未満)
生命保険: (支払額) 10万円

このケースの場合も住宅ローン控除が所得税額よりも大きいため、所得税は0円となります。

 ふるさと納税額 ふるさと納税なし
の場合の住民税
ふるさと納税あり
の場合の住民税
 税の軽減額
(概算)
 自己負担
 10,000円 73,000円 65,800円 7,200円 2,800円
20,000円 73,000円 56,000円 17,000円 3,000円
30,000円 73,000円 46,500円 26,500円 3,500円
40,000円 73,000円 37,000円 36,000円 4,000円
50,000円 73,000円 27,500円 45,500円 4,500円

ふるさと納税額と手出しの部分を表にしてみると上記の結果になりました。

ケース3

条件
年収 600万円
住宅ローン控除額 30万円
家族構成 夫婦(専業主婦)+子1(16歳未満)
生命保険: (支払額) 10万円

このケースの場合も住宅ローン控除が所得税額よりも大きいため、所得税は0円となります。

 ふるさと納税額 ふるさと納税なし
の場合の住民税
ふるさと納税あり
の場合の住民税
 税の軽減額
(概算)
 自己負担
 10,000円 137,700円 130,500円 7,200円 2,800円
30,000円 137,700円 112,500円 25,200円 4,800円
50,000円 137,700円 94,600円  43,100円 6,900円
60,000円 137,700円 85,600円 52,100円 7,900円
69,000円 137,700円 77,500円 60,200円 8,800円

ふるさと納税額と手出しの部分を表にしてみると上記の結果になりました。

いずれも、ふるさと納税額が大きくなるほど自己負担の金額も増える結果となっています。住宅ローン減税を受けていない人の自己負担は2,000円ですが、住宅ローン減税を受けている場合で住宅ローン控除が税額に対して大きな方は自己負担金額が増えるということを抑えておきましょう。

住宅ローン控除適用で所得税が0円の場合

住宅ローン控除適用で所得税が0円の場合は、「ふるさと納税した場合の所得税分が全額損する」と勘違いしている方がいらっしゃるようです。

そこで、まずは所得税控除について少しおさらいしておきましょう。

所得税の計算手順

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※クリックすると拡大します。

所得税を計算する場合は、

A 収入金額-収入から差し引かれる金額=所得金額
B 所得金額-所得から差し引かれる金額=課税される所得金額←ここでふるさと納税も控除される
C B×所得税の税率=所得税額
D 所得税額-所得税額から差し引かれる金額=基準所得税額←ここで住宅ローン控除を控除
E 基準所得税額を元に復興所得税を計算
F Eから更に差し引かれる金額=所得税および復興所得税

所得税を計算する場合は、先にふるさと納税した寄付金が控除され、所得税額を算出した後に住宅ロ-ン控除が差し引かれます。

つまり、住宅ローン控除適用で所得税が0円の場合、所得税から引き切れなかった住宅ローン控除が、ふるさと納税を受けた場合若干ですが高くなります。

まとめ

  • 住宅ローン控除とふるさと納税を併用した場合、ケースによっては自己負担額が増える
  • 自己負担額を知りたい場合はシミュレーションを使って個々に計算してみよう

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住宅ローン控除とふるさと納税を併用した場合をシミュレーションしてみた
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コメント

  1. まねきねこ より:

    はじめまして。

    若い頃の私を見ているようで親しみを感じました。笑
    私は何度やっても家計簿をつけるのは無理だと達観した人間ですので、
    一緒にされるのはご迷惑だと推測されますが…おゆるしを。(^^;)

    我が家も若い頃は大変で借金を抱えていましたが、
    頑張る君の夫のおかげでどうにかクリアでき、
    子供も現在大学生(都内・国立・独り暮らし)を一匹残すところ。
    4年間全48回ローン(←仕送り等々)も半分を超え、先が見えだしたところです。

    ふるさと納税、本当にお得です。私もやっています。
    現在夫婦二人の食卓では持て余すほどです。
    我が家には不要なので頂いてはおりませんが、
    お米などは1万円の寄付で数十キロのお礼だったりします。びっくりですよね。

    今、楽しみにしているお礼の品が二つ。
    「レインボーラムネ」と「くりきんとん」です。
    栗きんとんは岐阜の名物。以前から自腹でお取り寄せするほどラブです。笑
    また、レインボーラムネはググってみて下さるとお解り頂けると思いますが、
    なかなか手に入らない「話題のお品」です。早く来ないかな~。
    私も地味にブログをしていますのでUPするつもりです。

    そんなこんなも加味して、ふるさと納税はお得だと思いハマっています。

    これからもブログ更新楽しみにしています。

  2. myu より:

    まねきねこさん、はじめまして^^
    コメントありがとうございます。

    大学生のお子さんがいらっしゃると、やはり学費や仕送りが大変だとお察しします。

    うちはまだ中学生ですが部活や塾で支出が増加中で、なかなか貯金が増えずに苦慮しているところです(涙)

    「レインボーラムネ」、早速ググってみました。
    かなり話題なんですね。
    全然知りませんでした。
    わたしも食べてみたいです。

    ふるさと納税は特産品を選ぶのが楽しいですよね。

    まねきねこさんのブログ見てみたいな~。

    また、遊びに来てくださいね^^