投資家に40年以上も読まれているウォール街のランダムウォーカーを読んでみた

資産が1,000万円を超えたら投資をはじめようと思っています。今はコツコツと節約に励んでいますが、本格的に投資を始める前に「やはり勉強しておいたほうがいいかな」と、「ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理」を手に取りました。

ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理」は「敗者のゲーム〈原著第6版〉」と並ぶ、インデックス投資の古典のような本です。

よく、インデックス投資ブロガーさんのブログを見るのですが、必ずと言っていいほどこの2冊は読んでおいた方がいいと絶賛されています。

また、両者ともに何版も重版されていて、わたしが手に取ったウォール街のランダムウォーカーはなんと11版。

それだけ個人投資家にとって魅力的な本なのでしょう。

個人投資家にインデックス投資が絶賛されているのはなぜなのか?

インデックス投資というのは、日経平均やTOPIX、S&P500、ダウ平均のような株価指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資方法のことです。

指数に連動する投資信託やETFを購入することで、個別の株の値下がりリスクを分散する効果が期待できます。

投資の格言でよくでてくる「卵を1つのかごに盛るな」ですね。

これは、卵を1つの籠に盛るとその籠を落としたときに全部割れてしまうかもしれないから、複数の籠に盛っておくといいという意味です。ようするに、ハイリスクな金融商品1つだけにしておくと大きな損がでる場合があるので分散しておこうという意味。

分散するともちろんリターンも平準化されますので、インデックス投資で獲られるリターンは年に数パーセントですが、長期間に渡って運用することで大きなリターンが得られるともいわれています。

資本主義社会は膨張するので、何も考えずにインデックスに投資しておけばよいといった考え方が基本となっています。

また、本書でも紹介されているようにドルコスト平均法を利用すると時間軸も分散されるため、20年・30年と長期間積立投資する場合のリスクが軽減されるといった内容の記載もあります。

プロの中で勝てるのはインデックス投資?

投資の世界は優秀な頭脳を持ったファンドマネージャーなど、プロ達が巨額の金額を動かしている世界なので、そんな中で個人が利益を享受できるのはインデックス投資であると本書は説いています。

個人投資家にとっては、個々の株式を売買したり、プロのファンドマネージャーが運用するよりも、ただインデックス・ファンドを買ってじっと待っているほうが、はるかによい成績を生む

例えば、バフェットに代表されるようなバリュー投資であれば、砂漠の中にある一粒のダイヤモンドを探すようなものと例えられるようにそう簡単にはいきません。

決算書を細部まで読み込み、割安な株を購入する「ファンダメンタル分析」では、かなりの知識が必要なので、わたしのような知識のない個人ではそんな株を見つけることなど難しそうです。

テクニカルチャート分析についても学者らしく批判的なことが書いてあります。

ランダム・ウォークというのは、「物事の過去の動きからは、将来の動きや方向性を予測することは不可能である」

雑感

インデックス投資は確かに効率的で機械的に分散が効き、なおかつ投資タイミングなどを気にせずに少額から始められることが魅力的です。

わたしのように資産が大きくない家計でも、月々数万円から始められるのでお手軽なのも人気の理由ではないでしょうか。

ただし、最近の株式市場を見てみますと、世界的に株価の勢いが去年よりも衰えてきていて、新興国株のインデックスの下落はかなり激しいようです。

また、先進国株も去年までの勢いはありません。

brexitの影響もあり、最近はリスクオフに向かっています。為替の影響もありヘッジなしの投資信託の下落はヘッジありよりも大きくなっています。

実際にインデックス投資をしている方のブログを拝見しますと、去年からインデックス投資を始められた方は、含み損を抱えている方も多くいらっしゃいます。

アベノミクス以前からインデックス投資を始められた方のブログを見ますと、利益はまだあるようですが、その利益も徐々に失われつつあります。

わたしだったら、途中でやめて利益を確定させてしまいたくなるのですが、インデックス投資の場合はリバランスはしてもすべてキャッシュに戻してしまうというのはきっとナンセンスなんでしょう。

また、純粋にインデックス投資をしている方は、インデックスが安いときは仕込み時だといって含み損などは気にもせずに、淡々と20年・30年後の資産形成のために積み上げている人もいます。

インデックス投資は効率的で合理的な投資方法だとは思うけれども、資本主義世界の膨張を信じて何十年も続けていく根気とメンタルの強さが必要だとつくづく思います。

なぜなら、20年後・30年後にインフレではなくスタグフレーションが起きれば資産は目減りしてしまうのですから。

インデックス投資本として、他の投資手法に目もくれずに黙々と積み立てられるメンタルを養うのに良書だと思いますが、なかなか1度読んだだけではうまく噛み砕けません。

もう少し読み込んで、今後の戦略を練っていきたいと思います。

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