円仕組み預金に申し込もうと思っている人へ

節約や貯蓄に関して書いてあるブログ記事を拝見させていただいていますが、仕組み預金に申し込んでいる人をたまにみかけます。 そんな記事を読むと「ちょっと待って~!」と言いたくなってしまうんですよね。ちゃんと理解して申し込んでいるのか心配…。 わたしも目先の金利に目を奪われて、「円仕組み預金申し込もうかな~?」と思ったこともありますが、『金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか(過去記事)』を読んだあとでは、「こんなの絶対に申し込まないわ!」に変わりました。

目次

  • 円仕組み預金をやっている銀行と商品名
  • 円仕組み預金の仕組み
  • 円仕組み預金のメリット・デメリット
  • 満期日の決まり方
  • もし解約した場合は

円仕組み預金をやっている銀行と商品名

など、ネット銀行に多いですよね。

円仕組み預金の仕組み

まず、円仕組み預金の仕組みですが、満期日(例えば3年・5年・10年)を選べない代わりに、通常の定期預金金利よりも相対的に高い金利が受け取れるという商品です。原則、途中解約はできません。 これだけ聞くと使い道のないお金を入れておくにはちょうどいいと思われる方もいるかもしれませんが、ここには落とし穴がいくつも用意されているんですね。

円仕組み預金のメリット・デメリット

仕組預金のメリット

  • 定期預金よりも相対的に金利が高い

仕組預金のデメリット

  • 途中解約ができない(解約すると元本割れ)
  • 満期日を選べない

満期日の決まり方

円仕組み預金の場合、満期日がどうやって決まるかというと、 1.満期日が延長される場合 判定日の市場金利が延長後の金利よりも高い場合です。市場金利が上昇しても、途中で解約するとペナルティがあるため、他の金利の高い預貯金に預け替えることはできません。 2.満期日が延長されない場合 判定日の市場金利が低いままだった場合です。延長がないわけですから、延長後の高金利のメリットを受けられないということになります。 つまり、金利変動リスクを預金者側が引き受けるという形になるわけです。

もし解約した場合は

元々、中途解約ができないと書かれているこの仕組み預金。万が一解約した場合はどれぐらい元本割れするのでしょうか。 楽天銀行の満期特約定期預金「楽天ステップアップ預金」では

中途解約について この預金の中途解約は原則としてできません。 「楽天ステップアップ預金」はデリバティブが内蔵された預金であるため、お客さまの中途解約依頼に対し、当行がやむを得ないものと認めそれに応じる場合、当行は中途解約日から満期日までの期間に対応する同条件の預金を再構築する必要があり、そのための費用が発生します。

お預入れいただいてからご解約までの経過利息についてもお受取りいただけません。

中途解約した場合は、経過利息ももらえずに、元金から費用を差し引かれるようです。 では、具体的にどれくらい元金が減るのでしょうか? 楽天銀行の満期特約定期預金「楽天ステップアップ預金」では下記のような記載がありました。 ケース1.預入後すぐに解約した場合

預入後すぐに解約した場合において、市場金利の変動がなかった場合には、諸経費込みで元本の約5%の解約費用がかかると予想されます。100 万円お預入れいただいた場合には約5万円の解約費用がかかり、約95万円が払戻しの金額となります。

ケース2.解約時点の市場金利が過去10年間の市場金利の記録等から算出した最大値の場合

解約時点における市場金利の上昇幅が、過去10年間の市場金利の記録等から算出した最大値になっていたと仮定した場合には、元本の約20%の解約費用がかかると予想されます。この場合、100万円のお預入れに対しては約20万円の解約費用がかかることになり、払戻し金額は約80万円となります。

数万円から数十万円の解約費用がかかるなんて、解約費用の高さに驚かされてしまいます。 住信SBIネット銀行にはこんな記載も…

相続等により満期前に解約された場合について 相続や差押え等、この預金が第三者に承継され、満期前に解約された場合も、中途解約時と同様に調整金が発生します。この場合、この預金を承継されたかたに調整金をご負担いただくため、元本から調整金を差し引いた残額を払戻すこととなります。

不慮の事故で亡くなったとしても元本割れですか。

まとめ

  • 円仕組み預金は預金とは名前がついているがオプション取引のようなもの
  • 金利変動リスクを預金者が負担する金融商品
  • 解約する際は多額の解約費用が発生する

このように、仕組み預金は不慮の事故で死亡した場合など、やむを得ず解約しなければならない場合に大きな損失が発生します。たった1%程度の利息を獲るために、元本が20%も毀損するような金融商品は、ハイリスクローリターンだと考えられます。

表に表示されている金利に惑わされず、細かい部分まで読見込んで、リスクとリターンの関係をよく把握しましょう。

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節約主婦ブログ myu’s blogの管理人myuです。夫婦+子ども2人の4人家族。30代の自称節約主婦ブロガー。節約・家計管理・資産形成・ライフプランなどお金に関する情報を発信しています。about me>>

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コメント

  1. 匿名 より:

    不安を煽るだけですか…

    • myu より:

      不安を煽っているのではなく
      仕組み預金の中身をちゃんと理解していますか?
      っていう忠告。
      ・デリバティブが組み合わされた金融であること
      ・原則解約できないけれど解約した場合の元本割れは半端じゃないよ
      ・リスクの割にはちょっとしか金利付かないよ
      ってこと。
      仕組み預金にするんだったら、普通に定期預金でいいのではないでしょうか?