賃貸住まいの我が家、一生賃貸かそれとも家を買うのか

金銭的な人生の大きな決断として、家を買うか買わないかというのが一番大きな決断ではないでしょうか。

皆さんはもうすでに家を購入されましたか?

それともまだ購入していませんか?

我が家は正直言って、このまま賃貸住まいのままいこうか、家を買おうか迷っています。

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老後をどう考えるのか?

老後は20年以上先の話になるのでまだ実感はありませんが、ぼんやりと主人と「老後どう過ごすのか?」ということを話すことがあります。

主人は、できれば娘と同居したいという淡い期待を持っていて、できれば孫と3世帯で暮らしたいと、えぇ、少し妄想の粋です。

わたしはというと、子ども達に老後の面倒をみてもらうということは考えておらず、子どもは子どもの幸せもありますし、元気なうちは夫婦2人で過ごして、その後は老人ホームにでも入りたい、というのが希望です。

いつものように夫婦で意見が合いませんが、今すぐに住宅を購入する理由は特になさそうなんですよね。

将来老人ホームに入るのであれば家を買っても賃貸住まいでもさほど変わらない気がする

例えば、今から住宅を35年ローンで購入した場合と賃貸住まいをこのまま続けた場合の住居にかかる費用をみてみましょう。

試算として、2000万円の住宅ローン(年利1.2%)で家を購入した場合にかかる費用は

元金 20,000,000
利息 4,209,800
合計 24,209,800
諸費用を1割として2,000,000円
合計で26,209,800円

住宅ローン減税が1%戻ってくるとすると、△1,685,710円
修繕費 400万円
固定資産税 350万円
合計で、32,024,090円

賃貸の場合だと、35年×12ヶ月×7万円=29,400,000円

家を購入した場合だと住宅は売却できるでしょうが、その頃には人口減少で買い手があるかどうかも問題です。もし、買い手がいなくて自分達が老人ホームに入れば、固定資産税などの維持費が別途かかることになります。

35年後だと建物の価値はほとんどありませんから、売却できたとしても土地代程度でしょう。

バランスシートで考えてみる

簿記のバランスシートを使って考えてみましょう。

35歳で2,000万円の家を購入した家購入派と賃貸派をバランスシートにしてみると次のようになります。

家を購入した方は、バランスシートが一気に大きくなります。左側(簿記でいうと借方)側は資産がきますので、流動資産である現預金と固定資産である土地・建物。

右側は(簿記でいうと貸方)側は負債と資本になりますから、住宅ローンと純資産になります。

賃貸の場合、バランスシートは住宅を購入した人よりも小さくなり、左側に現預金、右側は純資産です。

では、35年後を見てみましょう。

同じ家族体系、同じ給料であれば、住宅を購入した方が一般的には住居にかかる費用が高くなりますので、現役時代に積み立てられる金額は賃貸よりも少なくなると考えるのが自然です。

住宅を購入した側のバランスシートを見てみると、左側は現預金と住宅、右側は純資産。

住宅を購入せずに賃貸で過ごした人のバランスシートを見てみると、左側は現預金、右側は純資産。

さて、ここで賃貸側が築35年の中古住宅を500万円で購入すれば住宅を購入した人と同じバランスシートになりますし、逆に住宅購入をした人が住居を手放し現金を手にすると、賃貸派と同じバランスシートになります。

ようするに住宅を購入するということは、会計上、家計のバランスシートの拡大の仕方が変わるということだけなんですね。

以前、我が家でも家を購入しようかという話があがったときに、賃貸でこのままいくのと購入した場合と、住宅にかかる費用の総額を比較してみたことがあります。

分譲マンション vs 賃貸マンション グラフ

このグラフは青い線が賃貸でこのまま住んだ場合、ピンクの線は住宅を購入した場合で、計算には住宅ローン金利、固定資産税や住宅ローン控除、賃貸住まいの更新料などを入れて比較したグラフです。

もちろん、物件価格などによってこのグラフは多種多様にかわりますから、これが一概に分譲と賃貸の価格の比較ではないことはご理解いただきたいと思います。

まぁ、あくまで我が家は家を買った場合とこのまま賃貸に住み続けた場合の比較であるという認識でお願いします。

するとどういう結果になったかというと、住宅ローンを組んで住宅を購入した場合、賃貸よりも得になるのはなんと85歳以上という結果になりました。

家を住宅ローンで購入した場合は、10年間は住宅ローン控除を受けられますがその後は控除はありません。

家を購入した場合、ローン以外にも固定資産税や修繕費など経費がかかります。

つまり、住宅ローンを返済している期間は賃貸住まいよりもより多くのお金を住居に投じ、ローンの返済が終わると年間の住宅にかかる費用が少なくなりますから、グラフとしては傾斜の角度が2段階あります。

賃貸住まいの場合はグラフを見ると正比例。毎年一定の金額を支払うので同じ傾斜で右肩上がりで費用が増えていくことになります。

このグラフを作ってみたときに思ったことは、長生きしないと家を購入しても得にならないということを知って愕然としました。もっと早い年齢でグラフが交差するのであれば家を買った方がお得だという一般的な認識を持てたのですが。

そして、賃貸よりも購入した方が得になるのが85歳。85歳になったときに介護に頼らず自宅に住んでいるのか。できれば老人ホームや介護付ケアマンション希望のわたしには魅力的に思えなかったという結果です。

子どもがすでに大きいということ

我が家の場合は子どもを若いときに授かったので、家族4人で家で過ごす時間はあと数年しかありません。

上の子は、独立心が強く高校を卒業したら東京で仕事をしたいと目標を持っていますので、4人で過ごす時間はあと2・3年ぐらいです。

下の子も10歳を過ぎていますから、もし家をでれば10年後には夫婦2人だけの生活になってしまいます。

そうなれば、家を買わずに賃貸マンションで2人でゆっくりと過ごし、介護が必要になってから介護付ケアマンションにでも入る方が経済的に合理的な気がします。

雑感

家族構成や考え方、都心に住んでいるか地方住まいかなど各家庭によってシミュレーション結果も違いますし、どのようなライフスタイルを選択するのかというのによっても、賃貸を選ぶのか購入を選ぶのかというのは違ってきます。

わたしの場合は、一時期欲しいという気持ちが強かったのですが、時期を過ぎると最近は大してほしくなくなりました。

「家なんてただの箱なんだから」「早く買えば早く古くなる」という先人の言葉の影響もあり、現在ではそれほど持ち家思考ではありません。

また、うちの実家は古い家を所有していて、親が現在健在なのでまだ大丈夫なのですが、もし親にもしものことがあったときに、「あの古家の処分をどうしたらいいものか?」と悩んでいます。

辺鄙なところなので、売ろうにも買い手が見つかるかどうかわかりません。建物を解体して更地にすると固定資産税が数倍になります。かといって家をそのままにしておくとやはり修繕費などもかかるでしょうし、庭の手入れも必要になるでしょう。

生きている間に親に何とかしておいて欲しいと思うのですが、年老いた老夫婦は家のものを少しずつ処分するくらいで何かできるわけでもなく、結局わたしたちにツケが回ってきそうです。

実家ですから思い出があるといえばあるのですが、正直言ってお荷物でしかない古家。

どうしたらいいんでしょう。

節約主婦ブログ myu’s blogの管理人myuです。夫婦+子ども2人の4人家族。30代の自称節約主婦ブロガー。節約・家計管理・資産形成・ライフプランなどお金に関する情報を発信しています。about me>>